退職代行を使うか迷っている人へ|後悔しないために頼む前に絶対知っておくべきこと

キャリア
  1. はじめに
  2. 退職代行とは?
  3. 退職代行は「使ってもいいサービス」だと思う
    1. たとえば「退職代行ヒトヤスミ」という選択肢もある
    2. ただし、すべての人に向いているわけではない
  4. 私が気になるのは「なんでもかんでも任せること」
  5. なぜ「なんでもかんでも退職代行」はよくないのか
    1. 人間関係の問題が残るから
    2. 同じ業界だと将来のキャリアに影響する可能性もあるから
    3. 嫌なことから逃げるクセがつく可能性もあるから
  6. 退職代行を使うと後悔することはある?
    1. 退職金や未払い給与を払ってもらえなかった
      1. 運営元によってできることが違う
    2. 会社から直接連絡が来てしまった
    3. 有給休暇を消化できなかった
    4. 退職後の必要書類が届かなかった
    5. お世話になった人への罪悪感が残った
  7. 退職代行のメリット
    1. 迅速に退職手続きを進められる
    2. 法的サポートを受けられる可能性がある
    3. 精神的な負担を大きく減らせる
  8. 退職代行のデメリット
    1. 費用がかかる
    2. サービス内容に差がある
      1. 民間企業が運営する退職代行
      2. 労働組合が運営・提携する退職代行
      3. 弁護士が運営する退職代行
    3. 会社とのトラブルに発展する可能性がある
    4. 悪徳業者のリスクがある
  9. 退職代行を使って後悔しないために確認しておくこと
    1. 本当に退職代行を使うべきか再確認する
    2. 有給休暇の残日数を確認する
    3. 貸与物と私物を確認する
    4. 引き継ぎ資料を用意しておく
  10. 退職代行を使う前によくある不安
    1. 転職先にバレるのか?
    2. 退職できないことはあるのか?
    3. 損害賠償請求されることはあるのか?
  11. 退職代行は「やめとけ」と言われる理由
  12. 退職代行を選ぶときのポイント
    1. 自分の希望条件を明確にしておく
    2. 自分の状況に合った運営元を選ぶ
    3. 料金と追加費用を確認する
    4. 顧問弁護士や実績を確認する
  13. まとめ|退職代行は「逃げ」ではなく、状況によっては必要な選択肢

はじめに

こんにちは。

私は小さいころ、父親が少し苦手で、
よく母から父に私のお願い事を伝えてもらっていました。

でもあるとき、父に怒られたことがあります。

「自分が伝えたいことは、自分の言葉で直接伝えなさい」

今思えば当たり前のことなのですが、
当時の私は父がなんとなく怖かったんですよね(笑)。

ところで最近、退職代行という言葉をよく聞くようになりました。

自分の代わりに会社へ退職の意思を伝えてもらうサービスです。

なんとなく、私の小さいころの経験にも少し似ているなと思います。

そこで今回は、

退職代行とは何か、そして使う前に知っておいてほしいこと

を、できるだけわかりやすく書いていきます。

退職代行とは?

退職代行とは、文字通り、本人の代わりに会社へ退職の意思を伝えてくれるサービスです。

最近こうしたサービスが広まった背景には、やはりブラック企業の存在が大きいと思います。

ブラック企業については、別記事の

でも書いていますが、従業員が強いストレスにさらされる環境では、
もう会社と退職の話をすること自体が大きな負担になります。

たとえば、

人事や上司と話すだけで強いストレスを感じる
退職を切り出しても引き止められる
パワハラ的な圧力があって言い出せない

こうした状況では、会社と自分の間に第三者を入れることが、心身を守る手段になることがあります。

個人的には、私自身も相当きつい会社にいた経験があるので、
もし当時こうしたサービスがあれば、使っていたかもしれません。

なので、もし今あなたが心身ともにボロボロで、
会社に退職を伝えること自体が重いと感じているなら、

退職代行は十分に検討する価値があると思います

まずはブラック企業から離れること。

そして休むなり、次の会社を探すなりすればいい。

本当に、体は大切です。

退職代行は「使ってもいいサービス」だと思う

私は、退職代行そのものを否定するつもりはありません。

むしろ、

これ以上会社と関わるのが危険な人
精神的に限界に近い人
退職を言い出すだけで体調を崩してしまう人

こういう方にとっては、必要なサービスだと思います。

たとえば「退職代行ヒトヤスミ」という選択肢もある

たとえば、 「退職代行ヒトヤスミ」のようなサービスは、

比較的安く利用できる
手続きがシンプル
相談のハードルが低い

こうしたサービスは、「もう自分一人では無理だ」というときの助けになります。

ただし、すべての人に向いているわけではない

ここはかなり大事です。

退職代行は便利なサービスですが、すべての人に向いているわけではありません。

たとえば、

会社とすでにトラブルになっている場合
未払い給与や残業代の請求が必要な場合
有給休暇の消化をきちんと交渉したい場合

こういったケースでは、弁護士対応や労働組合系のサービスのほうが適している場合があります。

つまり大切なのは、

「退職代行を使うかどうか」ではなく、「自分の状況に合っているかどうか」

です。

私が気になるのは「なんでもかんでも任せること」

私が少し気になるのは、

なんでもかんでも退職代行に任せてしまうことです

私の周りにも退職代行を使った知人がいるのですが、会社の状況を聞くと、

「え、それ全然大丈夫な会社じゃない?」

と思ったことがありました。

実際、その方も

「めんどくさくて頼んじゃったんだよね」

と言っていました。

このケースでは、正直

そのサービスの使い方としてどうなんだろう

と思ってしまいました。

もちろん本人にしかわからない事情もあります。

ただ、

退職代行は本来、本当に追い詰められている人を助けるための選択肢

であって、

単なる面倒くささだけで選ぶものではないとも感じています

なぜ「なんでもかんでも退職代行」はよくないのか

人間関係の問題が残るから

まず一つ目は、人間関係です。

お世話になった同僚や先輩に直接挨拶をせず、突然いなくなることに、強い罪悪感を抱く人は少なくありません。

周囲からは、

「無責任」
「ありえない」

といった否定的な評価を受ける可能性もありますし、人間関係が断絶してしまうリスクもあります。

同じ業界だと将来のキャリアに影響する可能性もあるから

また、同じ業界で転職を考えている場合、退職代行を使ったことがどこかで噂になる可能性を心配する人もいます。

もちろん、普通は個人情報が簡単に漏れるわけではありません。
ただ、業界が狭い場合は「誰が誰を知っているかわからない」という面は確かにあります。

ですから、

今後も同じ業界で働く予定なのか
前職との関係をどれくらい残したいのか

このあたりも考えたうえで判断したほうがよいと思います。

嫌なことから逃げるクセがつく可能性もあるから

もう一つ気になるのは、これからも何か嫌なことがあったときに、
すぐ人任せにしてしまうクセがつくことです。

もちろん、限界なら逃げていいです。
むしろ逃げるべき場面はあります。

でも、まだ自分で話せる余地があるなら、一度は自分の言葉で伝える努力をしてみてもいい。

その経験は、今後の人生でもきっと役に立つと思います

退職代行を使うと後悔することはある?

退職代行を使いたいと思っていても、

使ったら後悔するのではないか
余計なトラブルになるのではないか

と不安になる方は多いと思います。

実際、退職代行の利用者は年々増えていますが、それに伴って揉め事や失敗例もあるのが現実です。

ここでは、よくある後悔のケースを紹介します。

退職金や未払い給与を払ってもらえなかった

退職代行を使ったのに、未払い残業代や退職金が支払われず、後悔するケースがあります。

これは、法的な交渉権限がない業者を使った場合に起こりやすいです。

運営元によってできることが違う

退職代行には大きく分けて、

民間企業
労働組合
弁護士

の3種類があります。

このうち、民間企業は会社との法的な交渉が難しいため、未払い給与や退職金の請求が絡むと弱いことがあります。

会社から直接連絡が来てしまった

「もう上司と話したくない」と思って退職代行を使ったのに、会社から直接電話がかかってきてしまった、というケースもあります。

本来、退職代行は会社とのやり取りを代行するためのものですが、会社側がそれを無視して本人に連絡することもゼロではありません。

その結果、

引き止めにあう
感情的な言葉をぶつけられる
さらにストレスが増える

ということがあります。

有給休暇を消化できなかった

退職時に有給を消化したかったのに、うまくいかなかったというケースもあります。

有給休暇は労働者の権利ですが、取得の意思をしっかり伝えないと、うやむやになることがあります。

これも、交渉権がない業者を使ったときに起きやすい問題です。

退職後の必要書類が届かなかった

退職後には、

離職票
雇用保険被保険者証
源泉徴収票

など、必要な書類があります。

会社には発行義務がありますが、関係が悪化すると手続きが遅れることもあります。

ですので、退職代行を使う場合は、

退職後の書類対応までサポートしてくれるかを事前に確認しておくことが大切です

お世話になった人への罪悪感が残った

これは意外と大きいです。

退職代行を使うと、これまでお世話になった同僚や先輩に直接挨拶できなかったことが、あとから心残りになる人もいます。

そのため、後悔を少しでも減らすには、

引き継ぎ資料を作る
お礼のメールを書く
手紙を残す

など、自分でできる範囲の準備をしておくのがおすすめです。

退職代行のメリット

もちろん退職代行を使用するメリットもあります。

迅速に退職手続きを進められる

退職代行を使うことで、会社とのやり取りを代わりに進めてもらえるため、退職までの流れが早くなります。

法律上、正社員が退職の意思を示してから雇用契約が終了するまでには、原則として2週間が必要です。

状況によっては即日で出社不要になるケースもあります

法的サポートを受けられる可能性がある

弁護士や労働組合が関わっている退職代行であれば、

有給取得の交渉
未払い賃金の請求
会社からの不当な対応への対処

なども期待できます。

精神的な負担を大きく減らせる

これが最大のメリットかもしれません。

退職を切り出すことは、多くの人にとって大きなストレスです。

とくに、パワハラや強い引き止めが予想される場合、自分一人で向き合うのは本当にしんどいです。

退職代行を使えば、会社との直接のやり取りを減らしながら、次の生活へ気持ちを向けやすくなります

退職代行のデメリット

一方で、デメリットもしっかり理解しておく必要があります。

費用がかかる

退職代行の利用には、通常2万円〜5万円ほどの費用がかかります。

弁護士対応だと、さらに高くなることもあります。

「自分で伝えれば無料なのに」と感じる人もいるでしょう。

サービス内容に差がある

退職代行は、運営元によってできることが違います。

民間企業が運営する退職代行

退職の意思を伝えるのが中心
会社との交渉は基本できない
比較的安い

労働組合が運営・提携する退職代行

会社との交渉が可能
有給休暇の交渉なども期待できる
弁護士より費用を抑えやすい

弁護士が運営する退職代行

法的トラブルへの対応が可能
損害賠償や未払い賃金などにも強い
その分、費用は高め

会社とのトラブルに発展する可能性がある

会社によっては、退職代行の利用をよく思わず、感情的になることがあります。

その結果、

書類送付が遅れる
強い引き止めがある
本人に直接連絡が来る

などのリスクがあります。

悪徳業者のリスクがある

需要が高まっている分、悪質な業者が混じっているのも事実です。

たとえば、

追加料金をあとから請求される
相談後に連絡が取れなくなる
口コミがほとんどない
相場より極端に安い

こうした業者には注意が必要です。

退職代行を使って後悔しないために確認しておくこと

本当に退職代行を使うべきか再確認する

まず大事なのは、
本当に退職代行が必要な状況かを冷静に見直すことです。

心身の安全が危ういなら、迷わず使うべき

でも、まだ自分で話せる状態なら、一度考えてみてもよいと思います。

有給休暇の残日数を確認する

退職前に、有給が何日残っているかは必ず確認しましょう。

把握しておかないと損をする可能性があります

貸与物と私物を確認する

退職時には、

社員証
健康保険証
パソコン
制服
名刺

などの返却が必要なことがあります。

また、自分の私物が会社に残っていると、あとで面倒になります。

引き継ぎ資料を用意しておく

退職代行を使う場合でも、引き継ぎ資料を用意しておくと、後味がかなり違います。

担当業務
関係者
進行中の案件
必要な情報

などをまとめておくと、後任者が困りにくくなります。

退職代行を使う前によくある不安

転職先にバレるのか?

通常、退職代行を使ったことが転職先にバレる可能性は高くありません。

ただし、同業界で人脈が近い場合は、絶対にゼロとは言い切れません。

だからこそ、退職理由や状況について、自分の中で説明を整理しておくことは大切です。

退職できないことはあるのか?

原則として、正社員は法律上、退職できます。

ただし、公務員や有期雇用など、例外的にスムーズにいかないケースもあります。

損害賠償請求されることはあるのか?

通常、退職代行を使ったことだけを理由に損害賠償請求されるケースはかなり低いです。

ただし、会社が感情的に言ってくる可能性はゼロではありません。

不安がある場合は弁護士系サービスを選ぶと安心です

退職代行は「やめとけ」と言われる理由

ネットでは「退職代行はやめとけ」と言われることもあります。

その理由は主に次のようなものです。

あとで後悔するかもしれない
退職するだけなのに費用がかかる
会社から直接連絡が来る可能性がある
トラブルに発展するリスクがある
悪徳業者に騙される恐れがある

たしかに、こうしたリスクはあります。

勢いだけで使うのではなく、状況に応じて冷静に選ぶことが大切です

退職代行を選ぶときのポイント

自分の希望条件を明確にしておく

有給を使いたい
未払い給与も請求したい
即日で出社を止めたい
会社と一切連絡を取りたくない

自分の状況に合った運営元を選ぶ

ただ退職の意思を伝えたい → 民間企業
有給なども交渉したい → 労働組合
法的トラブルがありそう → 弁護士

料金と追加費用を確認する

追加料金の有無
返金制度
オプション費用

顧問弁護士や実績を確認する

顧問弁護士の有無や運営実績、口コミは必ず確認したいポイントです。

まとめ|退職代行は「逃げ」ではなく、状況によっては必要な選択肢

退職代行は、使う人によっては本当に助けになるサービスです。

心身が限界に近い人
パワハラなどで自分で言い出せない人
これ以上会社と関わると危険な人

にとっては、十分に価値があります。

一方で、

面倒だから使う
業者選びを適当にする
状況に合わないサービスを選ぶ

こうした使い方をすると、後悔する可能性もあります。

だからこそ大切なのは、

退職代行を善悪で判断せず、自分に必要かを見極めること

です。