話が伝わらない理由はこれだった|私が学んだ7つの習慣「第5の習慣」理解してから理解される

7つの習慣

はじめに:ちゃんと話しているのに、なぜ伝わらないのか

毎日仕事をしている中で、

ちゃんと説明しているのに伝わらない
相手の話を聞いているつもりなのにズレる
会話しているのに、なぜか噛み合わない

そんな経験はありませんか?

私自身も、何度もありました。

「いや、それさっき言ったよね?」
「なんでそんな受け取り方になるの?」

正直、相手の問題だと思っていた時期もあります。

でもあるとき気づきました。

問題は“伝え方”ではなく、“聞き方”だった

『7つの習慣』では、この原因に対してとてもシンプルな答えを示しています。

それが、

「理解してから理解される」

という考え方です。

今回は、第5の習慣について
私の経験も交えながら分かりやすく解説していきます。

まずは、「7つの習慣」の全体像を簡単に見ていきましょう。

7つの習慣の全体像

『7つの習慣』で紹介されている習慣

  • 第1の習慣:主体的である
  • 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
  • 第3の習慣:最優先事項を優先する
  • 第4の習慣:Win-Winを考える
  • 第5の習慣:理解してから理解される
  • 第6の習慣:相乗効果を発揮する
  • 第7の習慣:刃を研ぐ

これらは単なるテクニックではなく、

人生や仕事の土台となる「考え方の習慣」です。

特に、

第1〜第3は「自分との関係」
第4〜第6は「他者との関係」

つまり、

第5の習慣は「人間関係の核心」です

なお、『7つの習慣』についてより深く理解したい方は、原著にもぜひ触れてみてください。

完訳 7つの習慣

人格主義の回復|スティーブン・R・コヴィー

Amazonで見る

第5の習慣「理解してから理解される」とは何か

この習慣はとてもシンプルです。

まず相手を理解すること

しかし、多くの人は逆をやっています。

多くの人がやっているコミュニケーション

早く結論を出したい
自分の意見を伝えたい
正しさを証明したい

つまり、

「理解されること」を先に求めているからです。

その結果どうなるか

会話が噛み合わない
相手が話さなくなる
信頼関係が築けない

これは、

相手が「理解されていない」と感じるからです。

なぜ人は「聞くこと」ができないのか

ここが一番重要です。

聞いているようで、実は聞いていない

なぜなら、

頭の中では「次に何を言うか」を考えているからです

自叙伝的反応とは

人は無意識に、相手の話を

「自分の経験」に置き換えてしまう

これを「自叙伝的反応」といいます。

例えば、こんな反応です。

「俺のときはさ…」
「それってこういうことだよね?」
「それは違うと思う」
「こうしたらいいよ」

一見、会話が成立しているように見えますが、

相手ではなく“自分の話”になっている状態です

なぜこうなるのか

理由はシンプルです。

人は「理解する」より「判断する」方が楽だから

相手の話を深く理解するには、

想像する
感情を考える
背景をくみ取る

といったエネルギーが必要です。

一方で、

自分の経験に当てはめる
すぐに答えを出す

これは簡単にできます。

だから人は無意識に、

「理解」ではなく「判断」をしてしまう

やってはいけない4つの反応

特に注意したいのがこの4つです。

探る
解釈する
評価する
助言する

探る

自分が知りたいことだけ聞く

相手が話したいことではなく、
自分の興味で会話を進めてしまう状態です。

解釈する

勝手に意味を決める

「つまりこういうことだよね」と、
相手の話を途中でまとめてしまう。

評価する

良い・悪いで判断する

「それはダメだよ」「普通はこうでしょ」と、
正しさで返してしまう。

助言する

すぐに解決しようとする

相手は「話を聞いてほしいだけ」なのに、
すぐにアドバイスしてしまう。

これらをやると、

相手は「理解されていない」と感じる

そして結果的に、

本音を話さなくなる
表面的な会話になる
信頼関係が築けない

という状態になります。

だからこそ大事なのは、

反応することではなく、理解することです

本当に大事なのは「共感して聞く」こと

共感とは何か

共感とは、

言葉ではなく「感情」を理解すること

相手が言っている内容そのものではなく、

「そのとき、どんな気持ちだったのか」に目を向けること

共感できていない会話の例(NG)

例えば、

「仕事がつまらない」と言われたとき

「それは努力不足じゃない?」
「みんなそんなもんだよ」

一見正しいことを言っているようですが、

相手の気持ちは無視されています

共感できている会話の例(OK)

同じ場面でも、

「今の仕事に不満を感じてるんだね」
「思ってたのと違った感じかな?」

こう返すだけで、

相手は「理解してもらえた」と感じます

なぜ共感が重要なのか

人は、

理解されて初めて、心を開く

逆に、

理解されないと、本音を話さなくなる

ポイント:共感の本質

重要なのは、

言葉ではなく“気持ち”に反応すること

そしてもう一つ大事なのは、

正しいことを言うことより、理解することを優先することです

私が「聞いているつもり」で失敗していた話

実は、私もたくさん失敗してきました。
今でも難しいと感じることがあります。

以前の私は、妻と会話するとき、

なんとなく聞いている状態でした。

何か作業をしながら話を聞き、

「へー」「そうなんだ」

と返す。

いわゆる、

“うわの空で聞いている”状態

だったと思います。

これ、やってしまっている方も多いのではないでしょうか?(笑)

そんな中で、ある友人の話を聞いたことがきっかけでした。

その友人の旦那さんは、

どんなに好きな映画を観ていても、
どんなに作業をしていても、
一度手を止めて、体を向けて話を聞く

そうです。

そして、

最後まで話を遮らず、理解しようとする

その結果、

とても良い夫婦関係を築いている

と聞きました。

その話を聞いたとき、

「ああ、これが“理解する”ということなんだ」

と気づきました。

そこで私も、すぐに取り入れてみました。

妻が話しているときは、

作業を止める
体を向ける
最後まで話を聞く

そして、

相手を理解することに集中する

すると、

明らかに会話が変わりました
妻のことをより理解できるようになり、
共感できるようになった
必要なときだけアドバイスできるようになった
ただ話を聞くことの大切さに気づいた

そして気づいたのは、

相手は「正解」ではなく「理解」を求めていることが多い

ということでした。

さらに面白いことに、

この経験は仕事にも大きく影響しました

これまでの私は、

「何を提案するか」
「どう話すか」

ばかり考えていました。

しかし、

まず相手を理解することを意識するようになった

すると、

顧客の課題がより明確に見えるようになった
本当に必要な提案ができるようになった
結果として売上も伸びるようになった

副業でも同じです。

お客様を理解することを優先するようになったことで

信頼関係が築きやすくなり
継続的な仕事につながり
少しずつ成果が出るようになってきました

振り返ると、

すべては「聞き方」を変えただけ

それだけで、

人間関係も、仕事の成果も、大きく変わりました。

第5の習慣を実践する3つの方法

ここまで見てきた通り、

大事なのは「話すこと」ではなく「理解すること」

では、具体的にどうすればいいのか?

シンプルですが、とても効果のある3つの方法があります。

① 最後まで聞く
途中で結論を出さない

「まず全部聞く」

人は話を聞きながら、

結論を予測する
自分の意見を考える
評価してしまう

こうしたことを無意識にやっています。

しかしそれでは、

本当の意味で相手を理解することはできません

相手の話には、

言葉の奥にある「気持ち」や「背景」があります

それは途中では見えません。

だからこそ、

最後まで聞くことが大前提になります

② すぐに答えない
アドバイスは一旦止める

理解が先、解決は後

多くの人は、

「役に立とう」としてすぐに助言してしまいます。

でも実は、

相手は「解決」ではなく「理解」を求めていることが多い

例えば、

悩みを相談されたとき、

すぐに答えを出すと
「もういいや…」と会話が終わることがあります

なぜなら、

まだ気持ちを受け止めてもらっていないから

まずは、

話を聞く
気持ちを理解する

そのあとに、

必要であれば解決策を考える

この順番がとても重要です。

③ 感情を言葉にする

「それは大変だったね」
「悩んでるんだね」
相手の気持ちをそのまま返す

ここが、第5の習慣の核心です。

ただ聞くだけではなく、

相手の気持ちを言葉にして返す

すると、

「分かってもらえた」と感じる

人は、

理解されたときに初めて心を開きます

そして、

本音を話してくれる
深い会話になる
信頼関係が生まれる

という流れになります。

なぜこの3つで人間関係が変わるのか

この3つに共通しているのは、

「自分」ではなく「相手」に意識を向けていること

これまでのように、

自分の意見を言う
正しさを伝える
解決しようとする

ではなく、

まず相手を理解する

この順番が変わるだけで、

コミュニケーションは大きく変わります
① 最後まで聞く
途中で結論を出さず、まず全部聞く
② すぐに答えない
理解が先、解決は後
③ 感情を言葉にする
相手の気持ちをそのまま返す

まとめ:話が伝わらない本当の原因

話が伝わらない理由は、

話し方ではなく「聞き方」にありました

多くの人は、

どう話せばいいか
どう伝えればいいか

に意識を向けています。

しかし本当に大切なのは、

どれだけ相手を理解しようとしているか

そして、

理解されたいなら、まず理解すること

この第5の習慣を実践することで、

人間関係が良くなる
信頼が生まれる
Win-Winにつながる

まずは今日から、

「最後まで聞く」ことを意識してみてください

7つの習慣シリーズ一覧

ここまで読んでいただきありがとうございます。

『7つの習慣』は1つだけでなく、
すべてがつながっていることで本来の価値を発揮します。

他の習慣についても、ぜひ参考にしてみてください。