仕事ができる人はなぜ時間の使い方が違うのか|7つの習慣「第3の習慣」を解説

7つの習慣

はじめに:頑張っているのに成果が出ない理由

毎日忙しく働いているのに、

  • なぜか成長している実感がない
  • いつも時間に追われている
  • やることは終わっているのに、前に進んでいる気がしない

そんな風に感じたことはありませんか?

実はそれ、
時間の使い方に原因があります。

『7つの習慣』では、この問題に対して
とてもシンプルな答えを示しています。

「大切なことを優先する」

言われてみれば当たり前のようですが、
多くの人ができていないのが現実です。

今回は、第3の習慣

「最優先事項を優先する」

について、

私の実体験も交えながら、分かりやすく解説していきます。

その前に、「7つの習慣」にはどのような考え方があるのか、
全体像を簡単に見ていきましょう。

7つの習慣の全体像

『7つの習慣』で紹介されている習慣

  • 第1の習慣:主体的である
  • 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
  • 第3の習慣:最優先事項を優先する
  • 第4の習慣:Win-Winを考える
  • 第5の習慣:理解してから理解される
  • 第6の習慣:相乗効果を発揮する
  • 第7の習慣:刃を研ぐ

これらは単なる仕事のテクニックではなく、人生や仕事をより良くするための「考え方の習慣」です。

なお、『7つの習慣』についてより深く理解したい方は、原著にもぜひ触れてみてください。

完訳 7つの習慣

人格主義の回復|スティーブン・R・コヴィー

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第3の習慣「最優先事項を優先する」とは何か

この習慣はとてもシンプルです。

「重要なことに時間を使う」

しかし、多くの人は実際にはこうなっています。

緊急なことに追われている

例えば、

  • 突然の仕事
  • 締め切り対応
  • 急な連絡や依頼

こうした「今すぐやらないといけないこと」に、
1日のほとんどの時間を使ってしまっています。


その結果、

緊急なこと → 優先される
重要なこと → 後回しになる

本来であれば、

将来につながる大切なことに時間を使うべきなのに、

目の前のタスクに追われてしまい、
気づけば1日が終わっている。

これが、成長を実感できない大きな原因です。

時間の使い方には4つのパターンがある

『7つの習慣』では、時間の使い方を
👉 「重要度」と「緊急度」の2つの軸で、4つに分けて考えます。

つまり、

  • 重要かどうか(人生にとって大切か)
  • 緊急かどうか(今すぐやる必要があるか)

この2つで分類することで、
自分の時間の使い方が見えてくるのです。

👉 まずは全体像をサクッと理解してみてください

それぞれの領域を見ていきましょう。

領域 内容 特徴
第1領域 重要 × 緊急 締め切り・トラブル・急ぎ対応 忙しさの原因
第2領域 ⭐ 重要 × 緊急ではない 勉強・健康・人間関係 人生を変える領域
第3領域 重要ではない × 緊急 無駄な会議・依頼 時間を奪われる
第4領域 重要でも緊急でもない スマホ・娯楽 積み上がらない

第1領域:重要 × 緊急

締め切りのある仕事・トラブル対応など、
👉 今すぐやらないといけないことです。

この領域は避けられませんが、増えすぎると
👉 常に忙しく余裕がない状態になります。
第2領域:重要 × 緊急ではない

勉強・健康・人間関係など、
👉 将来につながる本当に大切なことです。

👉 人生を大きく変える領域ですが、
緊急ではないため後回しにされがちです。
第3領域:重要ではない × 緊急

無駄な会議や急な依頼など、
👉 一見急ぎだけど重要ではないことです。

👉 本来は減らすべき領域です。
第4領域:重要でも緊急でもない

スマホやダラダラ時間など、
👉 やらなくても問題ないことです。

👉 使いすぎると何も積み上がらない時間になります。

👉「時間の使い方の4つの領域

成長する人は「第2領域」に時間を使う

ここが一番重要です。

多くの人は、

第1領域(忙しい仕事)で1日が終わり
疲れて第4領域(ダラダラ)に流れる

この繰り返しになっています。

実際、1日を振り返ると

「やることは全部終わったけど、何も積み上がっていない」

と感じたことはないでしょうか?

これは、

目の前のタスクをこなすことに時間を使っているからです。

しかし、本当に人生を変えるのは

第2領域(重要だけど緊急ではないこと)

です。

例えば、

  • 勉強
  • 健康
  • 家族との時間
  • 将来の準備

これらは、

「今やらなくても困らない」

という特徴があります。

だからこそ、

つい後回しになってしまうのです。

しかし、ここが大きな分かれ道です。

選択 未来
第2領域を後回しにする 忙しさに流され、積み上がらない
第2領域を優先する 少しずつ成長し、数ヶ月後に差がつく

この違いは、時間が経つほど大きくなります。

例えば、

  • 毎日30分の勉強
  • 週に数回の運動
  • 家族との時間を意識的に確保する

こうした小さな積み重ねが、

  • スキル
  • 健康
  • 人間関係

すべてを大きく変えていきます。

第2領域は「未来をつくる時間」です。

忙しいからできないのではなく、

優先していないだけ

なのかもしれません。

そして、
ここに時間を使う人が成長します。

なぜ第2領域は後回しになるのか

ここまで見てきた通り、

第2領域が大切なのは分かっている

それでも、多くの人は後回しにしてしまいます。

理由はシンプルです。

緊急ではないから

人はどうしても、

  • 目の前の仕事
  • すぐ対応しないといけないこと

を優先してしまいます。

例えば、

  • 突然のメール
  • 上司からの依頼
  • 締め切りのある仕事

これらは、

「今すぐやらないといけない」

と感じるため、優先順位が高くなります。


一方で、第2領域は

やらなくてもすぐ困るわけではありません。

そのため、

自然と後回しになってしまいます。

さらに厄介なのは、

やらなくても問題が起きないことです。
  • 今日勉強しなくても困らない
  • 今日運動しなくても問題ない
  • 今日家族と話さなくても大丈夫

こうして、

「やらない理由」が積み重なっていきます。

そしてもう一つの原因が、

第1領域だけで1日が終わってしまうことです。

忙しい日々の中で、

  • やるべきことをこなし
  • 気づけば疲れ切っている

その状態では、

第2領域に使う余裕が残りません。

だからこそ、

意識して時間を確保しない限り、第2領域は一生後回しになります。

【体験談】私が忙しいだけの状態から抜け出した話

第1領域ばかりだった頃

以前の私は、仕事でも家庭でも、ほとんどが

第1領域・第3領域中心の生活でした。

仕事では、いつも何かに追われていました。

  • トラブル対応
  • 締め切りに追われる日々
  • 急な依頼に振り回される

気づけば、1日が終わっている。

さらに、

なぜか会議にもたくさん呼ばれる(笑)

その結果、

本来自分がやるべきことが終わらない

という状態でした。

でも当時は、

「まあ、これが仕事だよね」

と普通に思っていました(笑)

むしろ、

「今日もめっちゃやったな…」

という“やった感”はあるんですよね(笑)


一方で、家庭ではバランスを崩していました。

家庭では、

第1領域と第4領域の繰り返し

でした。

特に副業を始めてからは、

  • 記事を書く
  • YouTube動画を作る

を、取り憑かれたようにやっていました。

仕事が終わってから始めるので、

気づけば夜遅くまで作業

当然、

家族との時間はほとんどなし

その一方で、

疲れるとYouTubeやXをダラダラ見る

今振り返ると、

めちゃくちゃ非効率な時間の使い方をしていました(笑)

気づいたきっかけ

あるとき、上司からこんなことを言われました。

「仕事は頑張ってるよね。

でも、この会社で何をやり遂げたいの?

人生でどんなキャリアを築きたいの?」

正直、

「え、なんで急にそんなこと聞くの?」

と思いました(笑)

でもその言葉がきっかけで、

自分の仕事の優先順位の決め方や、キャリアについてもっと考えるようになりました。

ちなみにその上司は、

  • 本業をこなしながら
  • 自分で事業も持ち
  • 社会貢献もしている

自分の人生における確固とした目的を持ち、その軸で日々の優先順位を決めている方でした。

これはまさに、『7つの習慣』でいう
第二の習慣「終わりを思い描くことから始める」が実践できていた状態です。

ゴール(人生の目的)が明確だからこそ、
「何を優先すべきか」を迷わず判断できていたのだと思います。

※この考え方については、
なぜ人生はゴールから考えるとうまくいくのか|私が学んだ7つの習慣「第二の習慣」 で詳しく解説しています。

一方、家庭でも大きな出来事がありました。

妻からこう言われたのです。

「副業を頑張っているのは分かるけど、
家族との時間がほとんどないよね」

これは正直、かなり刺さりました。

なぜなら私は、

「家族のために頑張っている」

と思っていたからです。

でも実際は、

家族との時間を削っていた

冷静に考えると、おかしいですよね。

しかも本当は、

自分でも気づいていたんです。

でも、

「今は仕方ない、将来良くすればいい」

とどこかで思っていました。

ただ、そのとき気づきました。

大切なのは“今”なんだなと。

行動を変えてどうなったか

そこで私は、時間の使い方を見直しました。

まず意識したのは、

第2領域の時間を先に確保すること

です。

具体的には、

  • 今やっていることは本当に大切かを考える
  • 毎日少しでも勉強する(読書・英語)
  • 将来やキャリアについて考える時間をつくる
  • 意識して家族との時間を取る

こうした行動を、少しずつ取り入れました。


すると、少しずつ変化が出てきました。

  • 知識が増え、英語でのコミュニケーションが深まった
  • 仕事にも余裕が生まれた
  • 家族との会話が増えた
  • 将来の方向が見えてきた

以前のような、

「ただ忙しいだけの毎日」

ではなく、

意味のある時間を過ごしている感覚

が持てるようになりました。

そして気づいたのは、

時間は足りないのではなく、使い方の問題だった

ということです。

第3の習慣を実践する3つの方法

第2領域の時間を先に確保する

多くの人は、

「時間が空いたらやろう」

と考えてしまいます。

しかし、それでは一生できません。

なぜなら、

空いた時間はほとんど生まれないからです。

だからこそ大切なのは、

最初に予定として入れてしまうこと

です。

例えば、

  • 毎日30分の勉強時間を確保する
  • 週に1回、家族との時間を予定に入れる
  • 将来について考える時間をカレンダーに入れる
ポイントは「先に入れる」こと

仕事や予定の“後”ではなく、

大切なことを先に確保する

これだけで、時間の使い方は大きく変わります。

やらないことを決める

時間を増やすことはできませんが、

減らすことはできます。

そのために必要なのが、

「やらないこと」を決めること

です。

具体的には、

  • 無駄な会議に参加しない
  • すぐに返信しなくていい連絡は後回しにする
  • なんとなく見ているSNSの時間を減らす

多くの人は、

「やること」を増やしがちですが、

本当に大切なのは、

やらなくていいことを減らすこと

です。

  • 第3領域(重要でない緊急)
  • 第4領域(重要でも緊急でもない)

この2つを減らすことで、

第2領域の時間が生まれます。

自分の役割を明確にする

時間の使い方を変えるためには、

自分がどんな役割を持っているかを整理すること

が重要です。

人にはいくつもの役割があります。

  • 仕事をする自分
  • 家族の一員としての自分
  • 一人の人間としての自分

そして、それぞれに対して

「何を大切にしたいのか」を考えます。

例えば、

  • 仕事 → 成長・成果を出す
  • 家族 → 良い関係を築く
  • 自分 → 健康や学びを大切にする

この軸があることで、

「今やるべきこと」が明確になります。

逆にこれがないと、

目の前のことに流され続けてしまいます。

まとめ

第3の習慣の本質は、

忙しくすることではなく、正しく時間を使うこと

です。

多くの人は、

  • 緊急なことに追われ
  • 本当に大切なことを後回しにしています

しかし、

重要なことに時間を使うことで、人生は大きく変わります。

忙しかったのではなく、

“間違ったことに忙しかった”だけかもしれません。

これからは、

自分にとって本当に大切なことに時間を使っていきましょう。

7つの習慣シリーズ一覧

ここまで読んでいただきありがとうございます。

『7つの習慣』は1つだけでなく、
すべてがつながっていることで本来の価値を発揮します。

他の習慣についても、ぜひ参考にしてみてください。